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マルタ共和国への旅 ~その1~ [旅行]

Posted on 29 May, 2015 

ヨーロッパに旅行するのが好きで、西欧・南欧・中欧のいくつかの国には行ったことがあります。今回、今までに行ったことがない国に行こうと思い、ハンガリーのブダペストかマルタを候補に挙げました。
色々考えた末に、今回の行き先はマルタに決定!

ガイドブックで情報収集

詳細な計画を立てる前に、まずガイドブックでマルタの情報収集です。ですが・・・、ガイドブックがありません。唯一見つかるのが、下の地球の歩き方です。しかも、メインは南イタリアでマルタはおまけのような扱い。

実際、マルタについての記述は少ないです。現地に持っていきましたが、南イタリアの部分はいらないので、マルタの部分だけ切り離していきました。他にも何か情報があるといいかなと思い、英語のガイドブックも探してみることに。今まで、英語のガイドブックなんて探す必要性がなかったので、Lonely Planetぐらいしか知りません。とりあえず、Lonely Planetにマルタがあるかどうか探してみます。

ありました。しかもちゃんとマルタで独立した1冊。さすがLonely Planet。でも、買う前に中身を見てみたいです。都心の大き目の本屋を3件回りました。大き目の本屋なのでLonely Planetシリーズ自体は置いてありました。でも、マルタがないんですぅ・・・。やはり、超マイナーなんでしょうか。仕方がないので Amazon.co.jp で買うことにしたんですが、中身を見ないで買うので、少しでも出費を抑えようとKindle版にしました。

マルタ共和国

ちなみに、地図で見るとマルタ島はこんな感じ。

でも、これだとヨーロッパのどのあたりなのか全然分からないので、もう少し広域にしてみます。

広域にすると、マルタっていう国の名前すら消えてしまいました。場所的にはシチリア島のちょっと南ですね。とっても小さな島ですが、これでも1つの共和国です。ウィキペディアによれば、面積は東京23区の半分程度だそうです。小さいですね。人口は45万人程度。公用語はマルタ語と英語で、通貨はユーロです。

フライトの手配

ツアー旅行では希望に近いものはなかったので、自分たちでプランニングすることに。まずは、フライトですね。残念ながら、日本からマルタへの直行便は運行されていません。ヨーロッパのどこかの都市で乗り継ぎです。自分たちはJALのフリークエントフライヤーなので、最初はJAL便を中心に探します。JAL便でヨーロッパに行くには、乗り継ぎ候補としては以下の都市になります。
・ロンドン
・パリ
・フランクフルト
・ヘルシンキ
まあ、近そうなのはパリですね。で、パリ便を調べたんですが、案の定 高い・・・。で、JAL便を諦めて「パリなんだったらエール・フランスでしょ」と思いエール・フランスのサイトに。JALに比べて半額以下でフライトがとれることが分かり、あっさりとエールフランスに。

パリからマルタまでは、エアー・マルタが就航しています。エール・フランスでも同じ便をコードシェアで共同運航しているようで、エール・フランスのサイトでも手配できました。でも、エアー・マルタでとった方が安かったので、エアー・マルタで手配することに。
ちなみに、エール・フランスのサイトは、ちゃんと日本語のページがあります。
http://www.airfrance.co.jp/cgi-bin/AF/JP/ja/common/home/home/HomePageAction.do
しかし、エアー・マルタのサイトには日本語のページはありません。
http://www.airmalta.com/
右上の言語選択をドロップダウンしてみても、日本語の選択肢はないですね。でも、まあ英語なので何とかなります。

日本からパリに着いて、すぐに乗り継いでマルタに向かっても良かったのですが、ちょうど良い時間の乗り継ぎ便がありません。では、ゆっくりするか、という事でパリで2泊してからマルタに向かう便を予約。帰りもパリに一旦戻ってくるのですが、シャルル・ド・ゴール行きの便は朝が早くて大変。そこでマルタ→パリはオルリー行の便にしました。

E-チケットの発行

羽田→パリ(シャルル・ド・ゴール)、パリ(シャルル・ド・ゴール)→マルタ、マルタ→パリ(オルリー)、パリ(シャルル・ド・ゴール)→羽田
の4つのフライト予約ができました。次に、E-チケットのゲットです。エール・フランスの便は予約確認メールにE-チケットが添付されてきたので、ゲットする必要もなく入手完了。一方のエアー・マルタは、実はちょっとてこずりました。エアー・マルタから予約確認メールが届いたので中を見ると、予約番号が書かれている右隣にリンクがあり「View my e-ticket confirmation」と書かれています。ふむふむ、ここから飛べばいいんだなと思い、リンクをクリック。すると、以下のような画面が表示されます。

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ここに、予約番号と名前を入力すればいいのね、と入力すると「Itineraryがあるよ~ん」みたいな表示(すいません、画面キャプチャーしてないです)が出ます。で「OK」みたいなボタンを押すと、次に表示される画面が予想外。
TripCaseというサイトのログイン画面が出ます。さっき画面キャプチャーしたら、記憶とちょっと違う気もしましたが、まあこんな感じの画面です。

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ネットで情報を探してみたら、なんか提携してる感じですね。エアー・マルタのE-チケットの発券とかを自社のサイトで行わずにTripCaseに委託している感じでしょうか。でもTripCaseなんて知らないし、アカウントも持ってないし・・・。とりあえずエアー・マルタに登録したメールアドレスとパスワードを入れてみます。「そんなアカウント登録されてないよ~ん」と言われます。まあ、そうでしょうねぇ・・・
う~ん、困りました。それなら、と、エアー・マルタと同じメールアドレスでアカウントを新規に作成。メールアドレスで情報がリンクされてるかもしれないし。残念ながら結果はあえなく玉砕。E-チケットは入手できません。

まあ、予約番号さえあれば空港のカウンターで検索してもらえるので大丈夫なんですが、E-チケットがあれば行きのシャルル・ド・ゴールでのターミナルが書かれているはずです。調べればいいんですけど、ああ、面倒くさいなあ。どうせ面倒なら、エアー・マルタに問い合わせてみようと思い、カスタマーサポートにメールしました。2日ほど返答を待ってみたんですけど、返事がきません。それならば、と、今度はサイトの問い合わせフォームから再度チャレンジ。すると、フォームの方のレスとメールでの問い合わせのレスが、ほぼ同時に次の日にきました。でも、結局TripCaseサイトのログイン画面で何をすればいいのかは分からないままでした。と、言うのも、問い合わせの返信メールにはその事自体は記載されておらず、メールにE-チケットが添付されていたんです。

まあ、分からないことは残りましたが、今回の旅には支障がないのでOKとしましょう。

エアー・マルタ

下の画像は、パリからマルタに向かうときに実際に搭乗した機体です。ちょうどマルタの空港に到着して、降りたところです。

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機体のペイントがかっこいいですよね。特に尾翼のマルタ十字が光ってます!!

マルタでタクシー

マルタの交通システムはイギリス式です。つまり、日本と同じ「右ハンドル」「左側通行」です。その点では運転は難しくないと思います。実際、旅のプランニングをしているときには、レンタカーを借りることも考えました。でも、観光の予定を考えていくと、特にレンタカーの必要性がなく、今回は借りませんでした。

レンタカーを借りていないので、空港からホテルまではタクシーで移動です。ちなみに、マルタに鉄道はありません。このタクシーなのですが、運賃が目的地の地区ごとに決まっていて、前払いでした。
到着ロビーに着いてタクシー乗り場に向かうと、カウンターがあってお姉ちゃんが中にいます。その奥にはパイプ椅子のような椅子が置いてあり、こちらにはおじさんが座っています。実は、このおじさん達はタクシーの運転手さんです。カウンターの窓口でお姉ちゃんにホテルの名前と住所を言います。すると、地区ごとに決まっている運賃を言われます。カウンターのお姉ちゃんは、専用の紙に目的地域と値段を書いて、半分に切ります。その一方を運転手さんに渡し、残りの半分をこっちに渡してくれます。お金はお姉ちゃんに払うだけで、その場では運転手さんには渡りません。あとで、専用用紙の半分で清算なのでしょうね。

あらかじめ運賃が決まっていると、楽ちんですね。混雑状況などで運賃が変わることもないし、カウンターであればお釣りの小銭がないということもありませんね。

マルタからパリに戻る際にはホテルでタクシーを呼んでもらい空港に行ったのですが、その時もホテルのカウンターで値段を言われ、前払いでした。値段も空港→ホテルの時ときっちり同じ値段だったし、とても楽なシステムでした。

~その1~ は、これくらいにしておきます。その2 では、マルタでの食事や観光などについて書ければいいなあと思っています。


パリでプリペイドSIMを買ってみた(そしてマルタでも使ってみた) [スマホ・タブレット]

Posted on 23 May 2015

以前は海外での通信手段を確保するために、WiFiのルーターをレンタルして持って行っていました(さらに昔は成田でケータイそのものを借りてたなあ・・・遠い目)。最近でもレンタルのWiFiはほぼ毎回借りていきますが、それに加えて現地キャリアのプリペイドSIMを買って使用することも始めています。レンタルのWiFiルーターと比較した場合のプリペイドSIMの利点は、以下のような感じでしょうか。

1. トータルコストが安くすむ
2. WiFiルーターのバッテリー残量を気にしなくてよいので、ルーターの電源をこまめにON/OFFしなくてよい
3. 現地の電話番号が取得できる場合がある

ルーターのバッテリーはどうしても丸一日保たないので、使う時に電源入れて使い終われば消して。これって面倒なんです。現地の電話番号が取得できるのも役に立つケースもあるかもしれないし・・・(ないって?)

今までに海外でプリペイドSIMを購入して使ったのは、オーストラリアだけです。今回は、欧州に行く機会があったので、フランス(パリ)でプリペイドSIMの購入にトライしてみました。実は念のためにWiFiも借りて行ったんですけど。

キャリア選定と事前調査
フランスにもキャリアはいくつかありますが、以前から聞いたことがあるということでOrangeを候補にしてまずは事前の下調べです。どんなプランがあって、料金はいくらで、どこでSIMが入手できるか・・・などの情報を仕入れていきます。
Orange の場合、この事前調査で結構苦労しました。事前調査は基本的にキャリアのサイトを見に行って行います。Orange のサイトは http://boutique.orange.fr/mobile/recharges-mobicarte あたりなのですが、アクセスすれば分かるように、当然フランス語です。しかも、英語のページはなさそうです。ところどころ分かるのですが、細かい点までは分かりません。ブラウザの翻訳機能を使って英語に自動翻訳してみましたが、どうもところどころ誤訳がありどこが正しいのか判断できず信用できません。

余談ですが、フランス語などのページを翻訳機能を使って翻訳する場合、いきなり日本語にするとかなり支離滅裂になるケースがあります。そのような場合には英語にした方がマシな場合が多いです。例えばフランス語の場合、フランス語と日本語では文法が完全に違うので翻訳ミスが目立ちますが、英語では比較的文法や単語が近いのでミスが減ります。英語にしたり日本語にしたりを繰り返して比較して確認しながら進むといいと思います。今回はフランス語→英語でもダメでしたが。

日本語の他のサイトを探して参考にしながら見ていくと、「mobicarte」というやつか「Orange holiday」というやつになりそうなことは何となく分かりました。

mobicarteのページはこちらになります。
http://boutique.orange.fr/mobile/carte-prepayee-mobicarte
SIMを買って、それとは別にチャージする形式のようです。チャージの情報はこちら。
http://boutique.orange.fr/mobile/recharges-mobicarte#internetMobile
・SIM自体が 3.90ユーロ
・5ユーロのチャージが付くと書いてあるので、おそらくSIMと一緒に5ユーロとられる?
・チャージは500MB、2週間有効で10ユーロ
こんな感じでしょうか。

一方の、Orange holidayのページはこちらになります。
http://boutique.orange.fr/mobile/carte-prepayee-orange-holiday
Orange holidayのページにいくと分かるのですが、ページ中にイギリス国旗のユニオンジャックのマークがあります! 英語のページがここだけあるんです。英語のページはこちら。
http://boutique.orange.fr/mobile/carte-prepayee-orange-holiday-eng
このSIMでできることは、

・A SIM card with a French phone number 120 min + 1000 texts
 → フランスの電話番号がもらえて、120分の通話を1000通のテキストメッセージができる。
・international calls and texts from Europe
 → 欧州からの国際電話とテキストメッセージができる。
・1 GB of mobile data valid in Europe
 → 欧州内で1GBまでのデータ通信ができる。
・Orange Wifi free & unlimited
 → Orange のWiFiが無料・無制限で利用できる。

って感じでしょうか。これで値段が39.99ユーロです。仮にmobicarteに1GB分チャージすると、そちらの方が安い感じですね。Orange holidayのメリットは、電話番号が付いて電話できることと、フランス外の欧州の国で使える点でしょうか。

あとはよく分からないので「現地でなるようになれ!」という感じで出発しました。

どこで買えるのか
他のサイトを色々参考にさせてもらいましたが、結論としては街中のショップを探してそこに行く、ことになりそうです。国際空港だと空港の中にショップが出ているのではないかと期待したのですが、パリのシャルル・ド・ゴール空港にOrangeの店舗はなさそうでした。ネット情報によると、空港のキオスクのようなお店で買えるSIMもあるみたいなのですが、こちらはOrangeではないし、調べてもよく分からなかったのでパスすることに。
オーストラリアではシドニーの空港にはOptusとVodafoneのショップがあったし、空港内にSIMの自動販売機もありました。メルボルンにも確か空港内にショップがあった記憶があります。とても小さなケアンズの空港でさえカフェでOptusのSIMを買えたので、それに比べればOrangeは敷居が高いです。
街中のショップに行くのであれば、ホテルにチェックインしてから地図を片手に歩くしかないですね。

パリでショップを探して購入する
パリに着いてからOrangeのショップを探しに歩き出しました。大通りに面した場所に店舗があるので、近くまでいければ探し出すことができました。
捜し歩いている途中にスタバがあったので、恒例のスタバ撮り。

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Orangeのお店は、外から見るとこんな感じです。

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テーマカラーのオレンジ色をしています。

最初に、ホテルから最も近い店舗に行ったのですが、ここでショップの店員さんに「プリペイドSIMが欲しいんですが」といったら、Orange holidayを勧められました。まあ、これでも良かったんですがmobicarteの方が安いしなあ・・・と思い、スマホでサイトのページを見せて「これはありますか」と聞いたら「ない」と言われ、近くの別の店舗を紹介してくれて、そこに行くように言われました。
後で指摘されて気付いたんですが、この店舗でミスをしてしまいました。スマホの画面で見せたのは
http://boutique.orange.fr/mobile/recharges-mobicarte#internetMobile
のページでした。これって最初に買うSIMではなく、チャージ用のものでした。欲しいものとは別のものを見せてしまいました。

その時にはそんなことに気付かずに、 近くの別の店舗へ。こちらの店舗が上の画像ですが、こっちの方が大きな店舗でした。ショップに入ると、契約用のPC端末が3~4台並んでいます。どの端末も店員さんとお客さんがいて何やらやっているので、しばらく店の中をうろうろ。何か欲しいものの説明に使えるパンフレットのようなものがないかと探してみました。壁に大きくOrange holidayのポスターが貼られていましたが、それ以外には言葉の壁を乗り越える助けになりそうな資料は探せず・・・。
しばらくうろうろしていたら、若い男性の店員さんが声をかけてくれました。「プリペイドのSIMが欲しいんですけど」と言うと「それならこれだよ」とOrange holidayのポスターを指差します。ここでもOrange holidayなのね、と思い、先ほどのお店と同様にスマホの画面を見せて「これはないんですか」と聞いてみます。「それって追加チャージ用だから、SIMそのものを持っていないと意味ないよ」と。「ガーン!」そんなことに気付いていなかったので、ちょっと頭がごちゃごちゃに。頑張って立て直して、「Orange holiday以外のSIMってないですか」というと、「ない」との返事。mobicarteが置いていなかったのか、ボクの言いたいことが伝わらなかったのか分かりませんが(きっと後者)、ここはOrange holidayを買うか撤収して出直すしかなさそうです。

実は、パリに着いた数日後に、マルタ共和国に数日行く予定でした。マルタではまた別のSIMを買おうかなあとも思っていたのですが、Orange holidayであればマルタでも使えそうなことは既に分かっていました。Orange holidayだと1GBのデータ通信でmobicarteより10ユーロほど高くなりそうでしたが、マルタで別にSIMを買うことを考慮すると、かえって安くなります。そこで今回はOrange holidayを購入することにしました。念のために、「これってマルタでも使えますよね?」と聞くと「大丈夫」とのこと。それならと思い、「nanoSIMサイズはありますか」と確認した上でOrange holidayを購入。
ここまでの店員さんとのやりとりは全部英語です。英語の話せない店員さんもいると事前にネットで調べたときには書かれていたのですが、このお兄さんはOKでした。ただし、「マルタ」の発音だけは全然通じませんでしたねえ。「マルタ」ではなく、「モォゥタ」って感じの発音でした。

さて、買うことは決定したので、契約やら設定やらです。プリペイドSIMの契約には、身分証明としてのパスポートが必要です。オーストラリアでSIM購入した際には現地の滞在先住所も必要で、宿泊予定のホテルの住所を提示しましたが、パリでは滞在先住所は聞かれませんでした。でも聞かれてもいいようにホテルの住所は用意していきましょう。口頭で言うのは大変なので、印刷して持っていく方がいいです。
購入者情報をPCに入力完了し、次はスマホの設定です。APNの設定は店員さんが全部やってくれました。端末は日本語設定のまま渡したんですが、最初はうまくいかず、言語設定をフランス語に変更してやってもらいました。APN設定後、開通用の番号にかけてSMSの返信を待つのですが、そこまでちゃんとやってくれました。

ちゃんと開通すると、以下のようなテキストメッセージが端末に届きます。

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やっぱりフランス語かい! 電話番号以外、よくわからんぞ! と思ったら、後で確認したら英語もきてました。

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最後に、SIMの台紙やら小さな説明書やら契約内容の書類やらをくれて、SIM購入はいちおう無事に完了しました。
SIMの台紙と小さな説明書はこちら。

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1つのSIMカードで、標準とmicroとnanoの3つすべてのサイズに対応していますね。小冊子は簡単な説明が、フランス語・英語・スペイン語・ポルトガル語・アラビア語・中国語で書かれています。残念ながら日本語のページはありません。内容はとっても簡単なもので、英語のページがこちら。

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末尾には、規約のようなものが数ページに渡って書かれていますが、これはすべてフランス語です。

パリ市内で使った感じ
体感速度は日本でLET掴んでいるよりも遅いです。ほとんど3Gでしかつながっていなかったように記憶しています。でもまあ、動画とか見るわけではないので使用上はさして問題ありませんでした。
ボクの端末はSONY Xperia Z3のグローバル版なのでテザリングもできます。さすがにテザリングしてWindowsPCをつなぐと、遅さにちょっとイライラします。ホテルのWiFiが使えたので、PCはそちらで主に使っていました。

マルタに移動 ・・・ はたしてOrangeのSIMは使えるか
パリからマルタに移動しました。当初はマルタでもSIMをゲットする予定でした。事前に調べた情報だとマルタの空港の中にVodafonのショップがあるらしいです。でも今回はマルタでも使えるはずのSIMをパリで入手しているので、空港のショップには寄らずホテルに向かいます。
OrangeのSIMはマルタでも使えるはずなので試してみます。いちおう別の国での使用となるので端末の海外ローミングをONにします。日本の端末を海外ローミングで使用した場合国内のパケット契約とは別の料金体系になりますが、OrangeのSIMはフランス国内にいたときと同じように1GBまでのデータ量なら追加料金なしで使用できるはずです。
マルタで使った感想は、パリよりもさらに遅かったです。WindowsPCにテザリングでつなげたような場合には、かなりページが表示されるまでに待たされました。でも、ホテルのWiFiがロビーまで行かないとつながらない有様だったので、部屋でネット接続したい場合には、のんびり構えて使ってました。
観光であちこちに行きましたが、観光地の範囲では圏外になりっぱなしでつながらないということはなかったと思います。使いたいときにはちゃんとつながっていました。

マルタに移動した後で、Orangeからこんなメッセージが届きました。

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だ・か・ら! フランス語のみっていうのはやめてくれい! 今回は英語のメッセージがその後届くことはありませんでした。このメッセージの後で、次のメッセージも届きました。

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なんか、金額とかデータ量とかについて書かれていますね。Google翻訳で英語に訳してみました。

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マルタ滞在中の金額やらチャージの方法などがやっぱり書かれていますね。でも、このSIMは1GBまでの通信であればパリにいるときと同じようにできるはずです。気にならない訳ではなかったですが、とりあえず放置しました。

データ通信可能残量の確認
使用できるデータ通信量が1GBで、これを超えると追加のチャージをしなければなりません。マルタから再びパリにもどってきたあたりで、使用可能残量が気になりだしました。
現在の状況を確認するには、#123# にダイアルします。すると、画面に以下のような表示がでます。

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SIM自体は5月13日まで有効で、2時間の通話、1000通のテキストメッセージ、567MBのデータ通信が可能だということが分かります。

その後、データ通信可能残量が500MBになったときに、以下のようなメッセージが届きました。

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OrangeのSIMを使ってみた感想
こんな感じでパリとマルタでOrangeのプリペイドSIMを使いました。トータルで10日間使い、確かデータ通信残量150MBになったと思います。これで40ユーロです。追加の費用は発生していません。今回の円換算レートは135円ちょっとで、円での支払額は5,404円でした。
念のために持って行ったWiFiルーターは、うちの奥さんがメインで使っていましたが、フランスとマルタの2ヶ国で使える欧州周遊タイプにしました。これって1つの国だけで使えるタイプよりも割高で、しかもトータル1GBの通信量制限のあるものでした(制限なしタイプもありましたが、さらに高くなるのでやめました)。こちらのレンタル料が、15,000円ぐらいかかりました。

両方とも1GBのデータ量制限ありで、片方は5,400円で他方は15,000円。プリペイドSIMの方がお得ですね。しかも、WiFiの方はキャリアの問題なのか、時々繋がってくれないことがありました(ダメぢゃん!)。そんな時にはXperia Z3のテザリングをONにして奥さんのスマホを接続していました。う~ん、プリペイドSIMの圧勝ですね。

フランスの場合空港にショップがないので、到着したあとで市内のショップを探しに行かなければなりません。この時間的な余裕がある場合でないと、なかなか現地のSIMを買うのは難しいですね。仕事に時間に制約がある場合とかグループ旅行で自由に行動できないような場合には、やはりWiFiルーターのレンタルの方が安心ですよね。ただ、時間的な余裕があれば現地のSIM購入にもトライしてみてください。


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